棟換気システム : 棟部を使った屋根内部換気で、軒先に設けた穴から空気を取り込み、上昇した空気を棟から逃がすシステムです。

笠木 : 屋上やベランダでコの字型にかぶさっているもの言います。

断熱材 : 熱伝導率が小さい素材を用いた熱の移動を防ぐ材料。断熱効果を高める。

貫材 : 柱と束などに交差するように渡しつなぐ材のこと。

垂木 : 屋根で下地板を支えるために、棟から、母屋・軒桁の上に斜めにかけ渡す木材を言います。

ノッチ : 交差するログ材を積むために刻む溝のこと。ハンドカットの場合はスクライバーと呼ばれる器具で墨付けをして刻む。またマシンカットの場合は複雑で緻密な刻みが可能となる。ノッチの種類には、ラウンドノッチ、サドルノッチ、ウェッジノッチ、バット&パス、スクエアノッチ、ダブルテイルノッチなどがある。

グルーブ : ログ材同士をしっかり組むためにログ材の下部に刻む溝のこと。気密性を確保するための加工で溝の形状には、Uグルーブ、Vグルーブ、W字状のラトラル・グルーブ、台形状のボックス・グルーブなどがる。

ドーマー : 2階部分の屋根の圧迫感をなくした、見晴しのよい明るい空間。

角ログ : 四角形にマシンカットされたログ材のこと。フラットなログ壁を形成し、すっきりと洗練された室内空間ができる。角ログの発祥はフィンランドで、パイン材の角ログが製造されていたが、今は日本、アメリカでもダグラスファー、レッドシダー、杉を用いて製造されている。加工法には「芯持ち」「芯去り」「ラミネート」の3種がある。

芯去り材 : 樹芯を避けるように製材することにより割れにくくした材のこと。

芯持ち材 : 樹芯が入った材のこと。割れが生じやすいので背割りを施すことが多い。

ラミネート材 : いくつかの材を圧着した集成材のこと。ログハウスの場合はマシンカット・ログ材の種類に入る。含水率が低く乾燥による狂いが起こりにくいことが特徴である。フィンランド産のラミネート材が有名。

加圧注入材 : 材を加圧タンクに入れて圧力により防腐剤などを薬剤を浸透させたもの。デッキや土台などに加圧注入材を用いる。

スクリュー・ジャッキ : セトリングの調節をするためのネジ付金具のこと。

アンカーボルト : 基礎のコンクリートに埋め込み土台を固定するボルトのこと。

スライド金具 : 接合用金具で、ビスで留める穴が長く開いていることによりセトリングに対応する。

セトリング : ログ壁の乾燥とその自重により、ログ壁の高さが徐々に低くなること。ログ材の種類や乾燥程度により異なるが、セトリングが落ち着くまで3~5年かかるといわれる。また、マシンカットよりハンドカットの方がセトリングの度合いは大きい。

シーリング・テープ : ログ材のグルーブ内に施すテープ状のウレタン・フォーム製などのパッキンのこと。ログ材間の隙間を埋め気密性を高める。

スクライバー : ログ材表目の凹凸を組み合わせる別のログ材へ写し取るための器具のこと。大型のコンパスのようなものでハンドカット・ログでは欠かせないログハウス造りの器具である。

イエロー・シーダー : ヒノキ科の針葉樹で土台などに用いられる水気に強く耐久性に優れた材。北米のアラスカ州~オレゴン州に分布する。辺材が狭く小口の大部分が芯材よりなる。

ウェスタン・レッドシーダー : 北米のアラスカ州南部~ワイントン州、カルフォルニア州に分布するスギ科の針葉樹。成長が遅いため大木となる。加工がしやすく、軽量で腐朽に強い材である。

ログハウス : ハンドカット、マシンカット、ポスト&ビームなど丸太やログ材を組む構法で建てられた建物を指すが、本来の意味は「丸太の家」。

ログハウス・メーカー : ログハウスの加工、施工を行うメーカー。メーカー毎に特徴のあるログハウスがる。

ログ材 : ログハウスの躯体に用いる丸太材のこと。

ログシェル : ログハウスの壁、骨組みなどを含めてログシェルと呼ぶ。シェルとは骨組みのこと。

丸ログ : 丸いログ材のこと。マシンカットの丸型に成型された材のことを主に呼ぶ。

ミニ・ログ : 略語で小さいログハウスのこと。